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2008年07月15日

長崎くんち~川船~

長崎くんちの目玉の1つとなっています『川船』。川
船の大きさは長さ6メートル、重さ3トンと迫力ある船になっています。

川船の上には秋を思わせるもみじと菊で彩られています。根曳衆が16人の交代により、迫力ある川船を押します。
そして、川船の中には子供の囃子が乗ります。囃子も12人が交代で大太鼓、大鉦、小鉦、締め太鼓と演奏します。

そして川船の見所の一つとなります、網打ち船頭と飾り船頭。網打ち船頭は地面に置かれた魚を網で取るという場面。見ている人々も応援の声をかけるほど、緊張の一瞬なのです。上手く網に引っ掛けるまでに、沢山の練習をしているようです。

網に全部の魚がとれた瞬間は会場から拍手喝采。しかし、網打ち船頭は網を引き上げるまでは真剣表情。引き上げてしまってからが真剣な表情から安堵の表情に変わります。


そして、飾り船頭。まだ、3歳ぐらいの男の子が船頭に座っています。長崎くんちの会場になります諏訪神社が終わりますと、各町はご祝儀を言われる『おはな』をもらったお店を回ります。


移動しているときに飾り船頭は眠くなるのか、眠ったままに座っている姿はとても微笑ましい光景です。長崎くんちでは、会場以外でもこのようなちょっと面白い光景が見られるのも楽しみの一つになります。  


Posted by 長崎くん at 15:15Comments(1)

2008年07月10日

長崎くんち~太鼓山(こっこでしょ)~

長崎くんちの目玉の一つの『こっこでしょ』このこっこでしょとは、樺島町の奉納踊りのひとつであり、太鼓山(太鼓をのせた御輿)の総重量は約1トンと言われています。

構成は総指揮1名・指揮1名・長采3名・棒先(指揮の方向に縄を引っ張る人)8人・采振り(コッコデショの周りで采を振る人)4人・太鼓山(こっこでしょで太鼓を叩く人)4人・担ぎ手36人という風になっています。

このコッコデショは女性が御輿を担いだり、上に上る事は禁じられている為、全員男性になっています。なので、掛け声も男性特有の低い声での掛け声で行われる為、勇ましい奉納踊りと言えるのではないでしょうか。

コッコデショの目玉でもあります、36人が一斉に御輿を勢いよく上に持ち上げ空中に舞い上げ、そして、片手で受け止めるという見ごたえのあるパフォーマンスがあります。

御輿を空中に舞い上げる前に掛け声で『やぁ』というと御輿を地面と近い所まで下におろしを3回繰り返し、3回目で空中に舞い上げるという風になります。

会場からは拍手喝采とともに『もってこーいもってこい』と言う声があちらこちらから聞こえます。このもってこいというのはもう一度みたい時に掛け声を掛けるものでありまして、アンコールという意味でもあります。
  


Posted by 長崎くん at 11:17Comments(0)

2008年07月09日

長崎おくんち~龍踊り(じゃおどり~)

長崎の伝統的行事『おくんち』の人気の演目『龍踊り』みなさんも、テレビで見かけることがあるのではないのでしょうか?

おくんち以外でも、長崎ランタンフェスティバルなどでも披露されています。長崎市籠町と諏訪町の龍踊りは国選択無形民俗文化財・県指定無形民俗文化財となっております。

龍踊りは一番先頭に金色の玉を持っている玉持ちが1名・龍を操っている龍衆が10名・囃子という構成で行われています。

おくんちの日は交代制で行うので1箇所の持ち場に大体3人ぐらいいらっしゃるみたいです。金色の玉を龍が追いかけるという光景よくみかけますが、なぜ追いかけてるのかご存知ですか?

あの、金色の玉は不老長寿の源になる月(太陽と言われてる説もあります)を龍が食べようとしているがなかんかたどり着かないのを描かれています。

龍が玉を追いかける『玉追い』、龍が自分のとぐろを巻いた体の中の玉を探す『ずぐら』そして、また『玉追い』という順番で演目が進まれていきます。

玉追いが始まる前の龍の表情はかなり迫力があり、嵐の前の静けさといいう雰囲気が漂っていきます。龍踊りはテレビなどで見るより実際見たほうが迫力を感じます。


ぜひ、おくんちに行かれた際は龍踊りを見ていただいたらいかがでしょうか。  


Posted by 長崎くん at 11:19Comments(0)

2007年07月13日

長崎くんち~阿蘭陀万歳(おらんだまんざい)~

長崎くんちでは龍踊りや太鼓山みたいに男性が中心としてやっているものだけではなく、女性が見せる奉納踊りもあります。

この阿蘭陀万歳もその中の一つになります。

この阿蘭陀万歳は、長崎市栄町の代表とされる奉納踊りです。
阿蘭陀万歳??と聞いてお笑い?!
と思われる方もいらっしゃると思いますが、長崎くんちの阿蘭陀万歳はちょっと違います。

長崎くんちの阿蘭陀万歳はその昔、オランダ人の二人が日本に来た時にお正月のお祝いにまわり、その途中に教会の鐘が聞こえて故郷を思い出すというストーリーです。

阿蘭陀万歳の二人にも名前があり、うちわを持って青色の衣装を着ているのが萬歳(まんざい)、太鼓を持って黄色の衣装を着ているのが才蔵(さいぞう)です。

囃子にも色々と工夫されていて、三味線の中に胡弓が混ざったりと、ちょっと変わっています。踊りも日本舞踊に見えますが、ちょっと言葉には表すのが難しいのですが、コミカルな動きも取り入れられ、異国情緒な日本舞踊と言った感じになっています。

阿蘭陀万歳は見ているだけでとても楽しい気持ちになる奉納踊りになっています。長崎くんちで阿蘭陀万歳を見る歳、ストーリーを思い出しながら見られますととても面白いですよ。  


Posted by 長崎くん at 12:41Comments(0)